ニキビと漢方 | ニキビ対策と予防をしてくれる漢方7つ

ニキビの予防や改善法として、漢方の服用が有効なのをご存知ですか?

漢方ってなんだか難しそうだし、普通の病院じゃあまり処方されないし…。

なんだか難しいイメージもありますよね。

今回はそんな漢方について。

ニキビ対策にぴったりの7つの漢方を紹介したいと思います!

  

ニキビのメカニズム


まず最初に、ニキビについてお話します。

ニキビができる仕組みと原因をおさらいして、正しい知識を身につけましょうね。

 

ニキビのできる仕組み

ニキビの原因はアクネ菌だと言われていますが、アクネ菌そのものはお肌の常在菌。

健康なお肌にも一定数存在していて普段はほとんど無害です。

しかし、皮脂の過剰分泌によって

・不衛生な状態が続いたり
・角質の異常(角化異常)

によって角質が厚くなって毛穴を塞いでしまうと
毛穴の中に皮脂が溜まってしまい、その皮脂を栄養にアクネ菌が繁殖してしまいます。

増え過ぎたアクネ菌は毛穴の中に炎症を起こし、これがいわゆる赤ニキビとなるわけです。

その後、アクネ菌を退治するために白血球があつまり

アクネ菌vs白血球の戦い

によって炎症が悪化したり膿が出るようになります。

ここまでくると痛みを伴ったニキビになる場合が多く、気を付けなければ痕も残ってしまいます。

最終的に炎症が毛穴の周辺に飛び火してしまうこともあり、こうなった場合はクレーターのような陥没した痕が残ることも多いようです。

以上が、ニキビの成り立ちと経過です。
もちろん、全てのニキビが上記の経過をたどるわけではありません。
赤ニキビになる前に上手にニキビの芯を出してあげれば炎症が起こる前にニキビを治療することも可能ですし
早いうちに薬を塗って炎症を鎮めれば、痕が残るほど悪化することもないでしょう。

 

ニキビの原因

次に、ニキビができてしまう原因です。

ニキビには、大きく分けて2種類があります。

一つ目が中高生など10代の若者に出来る思春期ニキビ。

もう一つが成人以降の大人にできる大人ニキビ。

どちらも同じニキビですが、根本の原因は異なります。

それぞれ見てみましょう!

 

思春期ニキビの原因

思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が原因となることが多いのが特徴です。

10代の前半から中盤は第二次性徴を迎える時期であり、ホルモンバランスが子供から大人へと変化しく時期でもあります。

皮脂分泌は主に男性ホルモンによってコントロールされているため、ホルモンバランスが不安定な時期は皮脂の過剰分泌を起こしやすいのです。

そこに

・肌の質(遺伝による脂性肌や赤ら顔など)
・生活習慣の変化
・不適切なスキンケア

などが加わって思春期ニキビの発生、悪化及び慢性化へとつながるのです。

治療には、生活習慣を整えて肌を清潔にするほか、硫黄など皮脂分泌を抑制する塗り薬と抗生物質の使用が有効です。
 

大人ニキビの原因

思春期以降、成人してからできるニキビを大人ニキビといいます。

特に女性に多く、部位としては口元や顎周りなどにできやすく

生理前など特定の時期に周期的に発生・悪化するという特徴があります。

その原因は

・ストレス
・疲労によるホルモンバランスの乱れ。

塗り薬だけでは完治しないことが多く、ホルモンバランスに作用する内服薬と生活習慣の改善がメインの治療法になります。

  

ニキビに漢方が有効?


ニキビが悪化して皮膚科へ行くと

ビタミン剤
抗生剤
塗り薬

などが処方されますね。

けれど、それ以外にも有効な薬があるんですよ。

それが漢方薬。

漢方とは中国から伝来した伝統的な医術であり、そこで用いられるのが生薬を使った漢方薬。

日本国内でも長い時間をかけて独自に発展し、自然の力を使った成分で副作用が少ないことや体質改善に近くて体に負担が少ないのに効能が大きい点などにおいて、とても信頼性の高いものです。

ニキビは単純にスキンケアや生活習慣が原因となる場合が多いですが

その人の生まれ持った体質や、長年の悪習慣によって染み付いた体質が原因

となることもあります。

そんな時は、体質改善を促しながら治療できる漢方薬がぴったりなのです!

  

ニキビの予防や改善になる漢方

今回はニキビに有効な7つの漢方薬を紹介したいと思います!

どんな体質に人におすすめかも記載しましたので、自分の体質と照らしあわせながら

どの漢方が自分に向いているか確かめてみてくださいね。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


立ちくらみ、冷え、むくみ、疲労感などを感じている人に向いている漢方です。

血行をよくして体をあたため、貧血症状を改善する効果がメイン。

同時に、痛みをやわらげたりホルモンバランスを整える効果があるため、大人ニキビや生理痛などの緩和、生理不順などの治療に使われます。

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)


体力は中程度、便秘気味、イライラしやすい、冷えの重症版である冷えのぼせのある人向け。

血液循環をよくして体を温めながら、のぼせなどの上半身の熱を冷ます効果があります。

また、ホルモンのバランスを整える効果も期待できるため、大人ニキビの治療に向いています。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)


赤ら顔でのぼせやすく、体格がっちり、暑がりだけど手足の先端が冷える、体力のある人向けの漢方。

ホルモンバランスを整える力があり、大人ニキビのほか、肝斑の治療にも使用されます。

また、生理の経血量が多い、大きな塊が混じるといった症状を緩和してくれます。

 

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)


膿を持つような大きなニキビが散らばったようにできている人へ。

顔だけではなく、お尻や背中など、ボディのニキビにも効果的です。

寝不足の改善とともに服用すると効果が高いそうです。

ただし、便秘気味の人が服用するとかえってニキビが悪化することもあるので注意。

ちなみに私はこの漢方で思春期ニキビを完全に克服しました。笑

 

温経湯(うんけいとう)


冷え性で体力がななく、生理中に下痢をしやすい人向け。

体全体を温める効果があり、乾燥したお肌をうるおしたりホルモンバランスを整える効果があります。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)


赤ら顔でオイリー肌、鼻炎のある人向けです。

体の熱や腫れをひかせて血液循環をよくする効果があるため、炎症を起こしたニキビの治療に効果を発揮します。
 

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)


体力があり、オイリー肌で顔全体にニキビができる人向け。

顔の熱や炎症をとり、また皮膚病の病因を発散させる働きがあります。

特に思春期ニキビの治療に効果を発揮するようです。

  

漢方薬はどこで買える?


では、漢方薬はどこで買えるのでしょうか?

まず一つ目のは、漢方医を受診して院内処方してもらうこと。
院外処方の場合は漢方薬を取り扱っている調剤薬局で購入します。

また、皮膚科や内科などでも、病院によっては漢方を取り扱っているところもあります。
事前に問い合わせたりして確認してみるといいでしょう。

その他、薬局で直接購入することも可能です。
この場合、保険は適用されませんので注意してください。

最後の選択肢としては、ドラッグストアなどで市販薬の漢方を購入することです。
最近は漢方の人気が高まり、多くの種類の漢方を手軽に購入することができます。
ただし、市販のものは成分の含有量が抑えられています。

一番オススメの買い方は?

一番おすすめするのは漢方医を受診すること。

次に、漢方薬の取り扱いのある皮膚科を受診することでしょうか。

漢方薬はその人の体質に合ったものを処方しなければ十分に効果を得られないばかりか

逆に症状を悪化させてしまうこともあります。

そのため、漢方薬の取り扱いには深い知識が必要なのです。

あまり漢方に明るくない医師の診断を受けるのは不安ですし、素人が自分判断で漢方を購入することもあまりお勧めしません。

とりあえず市販薬で様子見というのはアリですが、本格的な治療は専門家に頼りましょう。

  

おわりに

今回はニキビに効く漢方薬についてお話ししました。

漢方薬を使用したい場合、自分の体質や現在の症状をしっかりと見つめること。

医師は実際に症状を診察しつつ、問診しながらあなたにぴったりの漢方を処方します。

また、漢方は基本的に対症療法ではありません。
どちらかというと、ある程度時間をかけて行う体質改善という面が大きく
ニキビへの効果に即効性を求めるのであれば漢方はあまり向かないでしょう。

しかし、その分効果は大きいもの。
ニキビを根気良く、きちんと治したい人は、是非漢方薬を試してみてくださいね。

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