9 Mar 2017

ニキビはどこにできても、その原因は同じだと思っていませんか?
ニキビという結果は一緒でも、できる事情というのはできる部位によって少しずつ変わります。
もちろん、どの部位のニキビにも共通した原因もありますが、
できる部位によって微妙に変わる原因について正しく知ることは、ニキビの正しい予防につながります。
特に、顎ニキビは、治ってもまたすぐに出てくることが多いニキビです。
顎ニキビが頻繁にできてしまうのは、何か原因があるはずです。
ここでは、その原因について、探ってみたいと思います。
間違ったスキンケア
スキンケアの間違いから発生しやすいのが、顎のニキビです。
まず、頬やおでこにはニキビができないのに顎にばかりニキビができるのは、フェイスラインへのお手入れが行き届いていない可能性があります。
洗顔や保湿など、頬やおでこ、目の周りなど、顔の中心に近い部分はしっかりやるのですが、髪の毛や服が濡れるのが嫌で顔の輪郭近くは適当になっているのです。
そうすると、顎のラインはちゃんと洗えていなかったり保湿が行き届いていなかったりしてしまうため、ニキビができてしまうのです。
他にも、洗顔をしすぎているという場合もあります。
「ニキビができるのは、顔に脂が溜まっているから」というのはウソではありませんが、逆に洗顔しすぎると肌から皮脂が失われてしまいます。
すると、肌を保護するために過剰に皮脂を分泌するということが起こります。
また、洗顔をしすぎることで肌が乾燥し、肌のターンオーバーが乱れることで角質が溜まって毛穴を詰まらせ、ニキビができてしまいます。
このように、間違ったスキンケアが顎ニキビの原因になっているのかもしれません。
服やマフラーなどが顎に刺激を与えている
顎ニキビの原因として疑われるのが、服やマフラーなどによる顎回りへの刺激です。
タートルネックのセーターやスカーフ、マフラーなどをしている際に、ウールや化学繊維などが肌に当たると肌がチクチクしますよね。
これは、肌に刺激を与えているためですから、肌にとってはあまりよくないのです。
特に、敏感肌の人は、首回りの肌に刺激を与える服やマフラーなどの使用をしばらくやめてみましょう。
そうすることで、顎のニキビが改善されるかもしれません。
顔の周りをよく触る
服やマフラーによる肌への刺激と同じですが、普段から顎回りを良く触ってしまうという人も要注意です。
頬杖をする癖がある、無意識に顎を触ってしまうなどという人や、スマホで長時間通話をする人も危険です。
スマホは意外とバイ菌が繁殖しています。
そのスマホを良く口の周りにあてている人は、顎回りにバイ菌が付きやすいのです。
他の部位にあまりニキビができないのに、顎回りに良くできるという人は、何か顎回りにだけ刺激を与えている可能性が高いと考えるべきです。
顔の周りを良く触ったりスマホで長時間話をしたりする人は顎回りに刺激を与えてしまっているかもしれませんので、注意してみてください。
ホルモンの変化
体の細かい調節機能を行うのに色んなホルモンが放出されていますが、これは熟練の職人が行うような難しいさじ加減で行われています。
ですからちょっとしたことでショートしてしまいます。
そしてホルモンの放出がうまくいかなくなることも、顎ニキビの原因です。
ホルモンの放出がうまくいかなくなることで起きる不具合の顕著な例は、生理です。
生理前は気分が高ぶったり吹き出物ができやすくなる人が多いですが、これは生理と言う体調の変化で体の調節をするはずのホルモンの放出を失敗してしまっているからです。
また毎日の生活習慣が乱れることによっても、ホルモンバランスは乱れます。
睡眠不足や不規則な生活を送っている、食生活が乱れているなど、生活習慣が乱れていると感じたら改善するようにしてみてください。
眠る時間が足りないのは、ニキビができる大きな原因になります。
睡眠不足になると、体は男性ホルモンをたくさん放出するようになります。
すると、皮脂が過剰に分泌されるようになり、ニキビが起こりやすいのです。
また、ホルモンバランスの乱れの原因は、生活習慣の乱れだけではありません。
精神的なストレスによっても乱れます。
仕事のストレスや何か悩みがあると、ストレスが溜まります。
そうなると緊張状態続いて自律神経の交感神経が働きっぱなしになり、休みたいのに休めない、眠りたいのに目が覚めて眠れないなどという症状が出てしまいます。
これは確実に体調を崩しますし、当然ホルモンもぐちゃぐちゃに乱れてしまいます。
肌荒れやニキビは、体が不調を感じると最初に出てくる異常と言われています。
常に顎にニキビができてしまうという人は、生活習慣を見直してみてください。
そうすることで、顎のニキビは改善するかもしれません。
紫外線の影響
顔回りにニキビができてしまうという人は、紫外線の影響も考えられます。
顎は紫外線の影響を受けやすい部位です。
紫外線を浴び続けると肌が乾燥したり炎症を起こしたりして肌にダメージを受け、ニキビの原因になります。
いつもUVクリームをちゃんと塗っていると思っていても、顎回りにはきちんと塗り切れていない可能性があります。
頬や額、目の周りだけでなく、顎回りなどフェイスラインにもきちんとUVクリームを塗りましょう。
きちんと対策をすることでニキビは防止できるので、できてしまう前にできるだけ先回りして予防するのが一番ですよ。