【思春期ニキビ】中学生のニキビの治し方や対処法は?

中学生~高校生くらいになると、急にぽつぽつと出てくるニキビ。

こめかみ→額→鼻

にかけてのTゾーンにできやすく、目立つのでコンプレックスに感じる人もいるでしょう。

まさか一生このままなのかな…?

なんて不安を抱えている人も少なくないのでは?

今回は、10代の若者を悩ませる思春期ニキビについて。

原因
治療法

などの対策をお話します。

 

思春期ニキビとは

中学生から高校生、10代の若者の顔にある日突然、時に大量に現れるニキビ。

場合によってはかなり悪化してしまうこともあります。

ここではそんなニキビを『思春期ニキビ』と呼ばせていただきますね。

 

ニキビができるメカニズム

まず、ニキビができる仕組みについて説明します。

ニキビの始まりはとっても密やかなもの。

ほとんど気付かぬうちに、ニキビはでき始めているのです。

 

①角質が厚く変化

角質とはお肌の表面で層状構造を成しているもので、本来は周期的に垢として剥がれ落ちていくことでお肌を綺麗に保っています。

しかし、なんらかの異常により、毛穴の出口当たりの角質が厚くなることがあります。

その結果、

毛穴の出口が狭くなり
毛穴に皮脂が溜まっていく

これが最初の段階です。

 

②面皰の形成

毛穴に皮脂がたっぷり詰まった状態で、見た目にも皮脂が詰まっていることが確認できます。

また、面皰には

開放面皰
閉鎖面皰

の二種類があります。

開放面皰は毛穴の出口が多少開いていて黒くぼつぼつと目立ち、

一般に黒ニキビと呼ばれます。

この段階で上手くニキビの芯だけ押し出せば、跡にならず綺麗に治ることもありますが、

たいていは無理な力でお肌を傷つけてしまうに至ります。

やたらに触ったりしない方がいいでしょう。

反して閉鎖面皰は毛穴の出口が閉じてしまっているもの。

出口がないため開放面皰よりも大きな炎症を起こす場合があります。

表面からは見えないけれど触ると奥にしこりのようなものを感じる場合、

この閉鎖面皰が大きくなって化膿している場合があります。

 

③炎症

お肌にはアクネ菌という常在菌が存在します。

このアクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしてどんどん繁殖し、炎症を引き起こします。

この段階になると表面からでもはっきりとニキビだとわかるようになり、一般には赤ニキビと呼ばれるものになります。

 

④炎症の悪化と膿

炎症は毛穴の中で増え過ぎたアクネ菌を白血球が攻撃するために起こります。

そして、

アクネ菌
白血球

の死骸が膿。

膿が増えてくるとニキビそのものがぶよぶよとしたり、大きく成長したかのように見えます。

そのような場合、洗顔後の清潔な状態で膿を優しく出してあげるのもいいでしょう。

ただし、強く押し出すのは厳禁

コットンなどを使って優しく押し出し
消毒して薬を塗ること

をお勧めします。

 

⑤炎症の飛び火

アクネ菌
白血球

の戦いが激しくなると、毛穴の壁を壊してしまうこともあります。

戦いのフィールドは炎症というかたちで毛穴の周辺にまで広がり、痛みを伴う大きなニキビへと変わっていきます。

表面から見ると赤く熱をもった大きな塊のようになり、いくつかの毛穴をまたがるようにできることもあります。

 

⑥膿の排出または吸収

炎症によってできた膿がニキビの外に排出されます。

ニキビが深くて膿の排出ができない場合は、毛穴の中でゆっくりと吸収されます。

 

⑦陥没してクレーターのようになる

炎症が静まり、場合によっては毛穴が陥没していわゆるクレータ状の跡がのこります。

全てのニキビがこのようにクレータ状になるわけではないですが、

⑤以上進んだニキビは跡が残りやすく、どの程度の跡になるかは個人差が大きいです。

以上が、ニキビができるメカニズムです。

もちろんすべてのニキビが⑦まで進むわけではありません。

適切な処置を行えば、早い段階でニキビを鎮めることも可能です。

 

思春期ニキビの原因は?

では、思春期ニキビの原因とはなんなのでしょうか?

前項のニキビができるメカニズムにおいて、①で「なんらかの異常により、毛穴の出口当たりの角質が厚くなることがある」と説明しましたね。

この、なんらかの異常、というのがポイントです。

思春期ニキビの場合、そのほとんどは皮脂の過剰分泌です。

皮脂はそのまま放っておくと空気中の酸素によって酸化されます。

この酸化された皮脂こそ、お肌にとって大きな刺激となるのです。

また、過剰に分泌された皮脂は、アクネ菌の栄養となって繁殖を促します。

アクネ菌が皮脂を食べた結果生まれる物質も、お肌に刺激を与えます。

この刺激の数々が角質に異常を起こし、ニキビを作る原因となるのです。

そのため、思春期ニキビができやすい部位は、顔の中でも皮脂腺が多い部位が中心なのです。

では、どうして皮脂が過剰に分泌されるのでしょうか?

 

思春期はホルモンバランスが崩れやすい

基本的に、皮脂の分泌は男性ホルモンがつかさどっています。

男性ホルモンは何も男性にだけ分泌されるものではありません。

男女で分泌量に差はあれど、常に絶妙な分泌バランスが保たれており、皮脂だけではなく体の様々な機能などをコントロールしています。

しかし、思春期なると第二次性徴に伴い、そのホルモンバランスに変化が起こります。

男性は男性ホルモン
女性は女性ホルモン

の分泌量が増えます。

子供から大人に変わるこのタイミングで、たいていの人はホルモンバランスを崩してしまうのです。

その結果、皮脂の過剰分泌が引き起こされるというわけです。

また、この時期というのは

心境
生活習慣

も大きく変わりやすい時期でもあります。

ストレス
睡眠不足
偏った食生活

なども、ホルモンバランスを乱す原因となります。

このように、思春期はホルモンバランスがとても崩れやすく、

そのためニキビができやすかったり、悪化しやすかったりするのです。

 

思春期ニキビを予防するには?

では思春期ニキビを予防するにはどうしたらいいのでしょうか?

 

スキンケア

まず第一にスキンケアです。

過剰に分泌された皮脂をきちんと洗い落とすようにしましょう。

何も高額な洗顔料などは必要ありません。

極論、石鹸でも大丈夫です。

むしろ石鹸は構成がとてもシンプルなので、お肌にトラブルを招く恐れが少ないためおすすめ。

ただし、お肌に合わないものを使うのはやめましょうね。

自分に合う洗顔料をしっかり泡立てて、優しく丁寧に洗顔すること。

特に夜は注意深く洗顔してくださいね。

朝は基本はぬるま湯だけでもいいですが、皮脂が多いときは朝も洗顔を行いましょう。

それから、日中も皮脂をチェック。

顔がテカテカしていたら、あぶらとり紙を使って適宜油をしっかり取り除きましょう。

汗をかいた後は、汗をちゃんと拭くことも忘れずに。

過剰な皮脂と同様、乾燥もお肌にとっていいものではありません。

洗顔後はしっかりと保湿を行ってください。

ただし、

アルコールを使用しているもの
油分の多いスキンケアアイテム

は避けること。

どちらもニキビや炎症を悪化させる原因となります。

 

食事

ホルモンバランスを正すため、

食習慣
睡眠習慣

の正常化は外せません。

油っぽいものばかり食べるのをやめて、野菜などからビタミン類をしっかりと取ること。

甘いものの食べ過ぎもニキビの原因となりますので、適度なところでストップするようにしましょう。

 

睡眠

そして、夜はしっかり寝ることです。

睡眠はただ単に体を休める時間ではありません。

規則正しい睡眠は体のリズムを整え、ホルモンバランスを正してくれます。

そして、寝ている間に分泌される成長ホルモンはお肌の修復をしてくれます。

ニキビの予防だけではなく、ニキビの治療にも睡眠は有効だということですね。

毎日規則的に、6,7時間の睡眠を確保するようにしましょう!

 

物理的な刺激を避ける

お肌にとって刺激となるものは意外にたくさんあります。

まず、手で触れること。

たったこれだけのことでも、お肌にとっては刺激なのです。

特に、思春期のお肌はデリケート。

むやみやたらに手でべたべた触れるのは良くありませんし、

すでにニキビが出来ている場合、そのニキビを

無理やり潰したり
引っかいたり

すると炎症を悪化させてしまいます。

頬杖
顔に触れること

が癖になっていませんか?

ニキビを予防するなら、普段から顔に必要以上には触れないようにすることが大事です。

もう一つ、盲点となりやすいのが、

髪の毛。

特に、毛先がちょうど顔にあたる場合は注意してください。

髪の毛はとても細いですが、肌に触れた時の刺激は大きいもの。

それに、前髪などが常に額を覆って入り場合、刺激になると同時に蒸れを引き起こします。

なるべく

髪の毛を結んで過ごしたり
家にいるときはおでこを丸出し

にして風通しをよくするなどちょっとした工夫をしましょう。

 

思春期ニキビの治し方

思春期ニキビ自体はホルモンバランスが落ち着くころに徐々に減少していきます。

それまでは

患部を清潔に保ち
必要であれば市販薬などを使用する

ようにするといいでしょう。

市販薬で一般的なのは、硫黄を配合した塗り薬。

硫黄には

殺菌作用
皮脂の分泌を抑える効果

があるため、思春期ニキビの治療にはぴったりです。

また、上記の予防法を徹底することも、ニキビの治療につながります。

生活習慣をただし、特に睡眠はしっかりとるようにしましょうね。

 

ひどい場合は皮膚科を受診

あまりにも症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。

肌質や症状にあった治療法が提示されるので、医師の指示を良く守り、処方された薬を正しく使用すること。

体質にもよりますが、思春期ニキビには清上防風湯という漢方もよく効きます。

漢方は長期の服用で体質を改善するものですので、もし体に合えば無理なくニキビを治療することができます。

市販の漢方も数多くありますが、できれば医師と相談の上で処方してもらった方がいいでしょう。

漢方の取り扱いの有無は病院によって異なりますので、気になる場合はあらかじめ電話などで問い合わせると良いでしょう。

 

おわりに

思春期ニキビは遺伝的要因も強いと言われています。

家系的に

脂性肌
赤ら顔
ニキビ体質

が多い場合は、なるべく早いうちから気を付けてあげたほうが良いでしょう。

といっても、何も難しいことはありません。

夜更かしをしないようにする
お肌を清潔に保つようにする
バランスの良い食事をする、
甘いものの食べ過ぎを避ける

など、どれも極々当たり前のことです。

こういった日常の当たり前を怠らないこと。

それこそが、思春期ニキビの一番の予防法だといえますね。

関連記事