皮膚科でもらえるニキビ跡を治す薬一覧。効果が高いのは?

出来てしまったニキビ…一度跡になると思うように治らず、数カ月~人によっては1年もの間お付き合いする必要があります。

こんな付き合い、嫌だと感じて当然です。

少しでも治りを良くするために、皮膚科でニキビ跡に効く薬を処方してもらうことはできるのでしょうか?

ニキビ跡に効果的と言われ、処方されることの多い処方薬をご紹介します。

ニキビ跡専用の処方薬はない!ニキビ治療薬=ニキビ跡薬になるケースが多い


赤いニキビ跡は、まだお肌の奥で炎症が残っている状態です。

炎症が長く続くと、「赤黒く・紫色のニキビ跡」や「茶ニキビ跡」に発展してしまうので、とにかくアクネ菌を撃退し、炎症を鎮めて、お肌を健康な状態に戻すことが大切!

赤ニキビ跡には、抗菌・抗炎効果や、ピーリング作用のある処方薬が使用されます。

ランキングにしてご紹介しましょう。

【第1位】ディフェリンゲル

主成分は「アダパレン」=ビタミンA 導入体で、ピーリング作用、表皮のターンオーバー活性化、皮脂分泌の抑制効果が見込めます。

ただし、肌が薬に慣れるまでは肌がカサカサしたり、好転反応で赤っぽさや痒みが悪化してしまうこともあります。

副作用が出た!と使用を中止せずに、医師に相談するようにしましょう。

【第2位】ベピオゲル

海外ではニキビ治療に使用されてきた薬ですが、日本では2015年に使用許可が下りたばかりです。

ニキビへの有効成分「過酸化ベンゾイル」を含んでいて、デフェリンゲルを越える効果があると言われています。

「アクネ菌」や「ブドウ球菌」などに対する殺菌作用や、ピーリング作用から肌代謝の改善が期待できます。

ただし、肌に与える刺激もつよく、100名に数人の割合で、薬が原因で肌がかぶれる、赤くなるなどの副作用を引き起こす可能性もあります。

そのため、ディフェリンゲルが合わない患者に処方されるケースが多いです。

【第3位】デュアック配合ゲル

ペイビゲルにも含まれる、抗炎症作用とピーリング効果のある「過酸化ベンゾイル」を配合した薬です。

加えて「クリンダマイシン」という抗生物質を加えています。

ベピオゲルよりも強い効果が見込めますが、抗生物質の長期使用は抗体を作ってしまう可能性もあります。

長期使用ができないのが残念なポイントです。

【第4位】ダラシンTゲル

リン酸クリンダマイシンという物質を主成分としていて、「菌を殺す・炎症を沈める」効果が見込めるので、赤ニキビなど炎症の強いニキビの改善に使用されます。

抗菌薬なので、長期使用すると抗体ができる可能性があり、長期使用はできません。

ダラシンTゲルに耐性のあるアクネ菌でニキビ炎症を起こしている場合、効かないこともあります。

その場合、別の抗菌薬である「アクラチムクリーム」が処方されることが多いです。

【第5位】アクアチムクリーム

ナジフロキサシンという抗菌成分が含まれるお薬です。

ニキビの炎症の原因となるアクネ菌やブドウ球菌の繁殖を抑え、炎症を鎮める効果や、炎症による熱を冷ます効果、保湿作用もあると言われています。

【第6位】イオウカンフルローション

「イオウ」と「カンフル」という成分を含んだローションです。

昔から処方されてきた薬ですが、現在では「ディフェリン」や「アクアチムクリーム」などのクリームタイプの処方薬の人気が高いです。

イオウの匂いが強いので、美容皮膚科で処方されることはほぼありません。

イオウの働きで角質を柔らかくして、毛穴に溜まっている皮脂や細菌の排出効果が見込めます。

カンフルの働きとしては消炎・鎮痛作用が挙げられます。

皮脂分泌抑制剤

女性の場合ホルモン分泌が乱れると、皮脂分泌が活発になり、ニキビに発展しやすくなることもあります。

こうしたケースでは、飲み薬として

・ビタミンB2
・低用量ピル
・ビタミンC

などが処方されます。

内服薬

ニキビ跡を治すには、お肌の生まれ変わり=ターンオーバーを活性化して、肌の修復能力を高めることが大切です。

ビタミンA・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEなどの肌代謝に関わるビタミン剤が処方されることもあります。

茶色っぽいニキビ跡には、トランサミンという、美白作用のあるトラネキサム酸を配合している内服薬が処方されます。

美白効果の強い塗り薬

お肌のターンオーバーを促進させて、「メラニンの排出(茶ニキビ跡の原因になる)」や「肌再生(お肌の壊れた部分の再生に働く)」を促す働きが見込める塗り薬を処方されることもあります。

レチノイド製剤

レチノール、レチノイン酸といった肌のビタミンA誘導体を配合した塗り薬です。

肌の新陳代謝を高める効果、真皮層の綿維芽細胞を活性化さえてコラーゲンやエラスチンと言った肌弾力成分の生産を高める効果が見込めます。

赤いニキビ跡~クレーター跡の改善に役立ちます。

ハイドロキノン製剤

レチノイドと併用されることが多いです。

できてしまったメラニンを還元(分解)するだけでなく、メラニン生成を抑制する働きがあります。

美白効果が高く、茶ニキビ跡の改善に有効です。

ビタミンC誘導体クリーム・ローション

メラニンの生成の抑制、メラニン色素の還元、コラーゲンの生成材料になる、抗酸化作用などの美肌効果を発揮してくれます。

赤ニキビ~クレーターニキビ跡に有効です。

まとめ

ニキビ跡に直接作用する処方薬は少なく、「ニキビそのものを治す過程で、ニキビ跡を軽減させる」処方薬や、ビタミンC誘導体のような美容成分の処方が中心になります。

なので、日頃から肌代謝(ターンオーバー)の改善を図り、ニキビになっても治りやすい、ニキビ跡が消えやすい素肌作りを心掛けるのが一番大切なのかも知れません。

規則正しい生活習慣、体とお肌にやさしい栄養バランスを考えた食事など、健康的な生活を心掛けて、体の中からニキビ・ニキビ跡に強い素肌を目指しましょう!

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