20 Aug 2017

1 度発生すると、なかなか治らない大人ニキビ。
思春期ニキビは、主に皮脂過剰が原因でしたが、大人ニキビの発生メカニズムはまったく別ものです。
原因は
・ストレス
・肌の乾燥
・間違ったスキンケア
と多岐にわたります。
なので、がむしゃらに大人ニキビ対策をしても思うような効果がでないことも多いんです。
本記事では、あらゆる大人ニキビの可能性を探り、ニキビ薬にたよらずに、根本的に自力で大人ニキビを撃退・予防していく方法をご紹介します。
目次だよ
思春期ニキビと違う!大人ニキビがやっかいな理由とは?
思春期ニキビは、主に皮脂過剰により毛穴が詰まってしまうのが原因でした。
ですが、大人ニキビでは、原因は1つではありません。
以下の2つに分けられます。
・ホルモンバランスの乱れ
・お肌の乾燥→ターンオーバーの乱れ
大人ニキビがやっかいなのは、原因の特定が難しく、複数の要因が重なって発生するケースも多いという点です。
例えば、ターンオーバーの乱れを例にとってみましょう。
ターンオーバーの乱れを発生させる原因としては、
・肌の乾燥
・間違った洗顔(スキンケア)
・紫外線
・お化粧
・ストレス
・栄養不足
など、様々な可能性が挙げられます。
これだけでなく、ホルモンバランスの乱れの発生にも様々な要因が絡んでいます。
なので、高額な基礎化粧品や美容皮膚科での処方薬など、外側からのケアだけに目を向けていても一向によくならないんですね。
大人ニキビを根本的に治すには、2つの原因を正しく知り、お肌の外と内側からニキビケアをしてあげることが大切になります。
大人ニキビの治し方1:ホルモンバランスを整える
・エストロゲン
・プロゲステロン
の2種があり、それぞれバランスを保って分泌されることで健康を維持することができます。
特にエストロゲンは、
・女性らしさを作るホルモン
・美肌ホルモン
とも言われ、皮脂の分泌を抑えるほか、肌の潤いを保つのに欠かせないホルモンです。
ニキビ撃退ホルモンとも言えるでしょう。
では、ホルモンバランスが崩れてしまうと、どうなるのかと言うと…
皮脂分泌アップに働くプロゲステロンや、男性ホルモンの量が増え、皮脂分泌過剰から毛穴詰まりや、炎症ニキビができやすくなってしまいます。
ホルモンバランスを乱さない生活習慣を心掛けることが、大人ニキビ治療の第一歩になるということですね。
ホルモンバランスを乱す、以下のポイントを見直してみましょう。
食生活の乱れ
五大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)を意識し、女性ホルモン・エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを積極的に摂取しましょう。
ストレス
女性ホルモン分泌の指示を出す「視床下部」はストレスに弱く、女性ホルモン分泌量が減少してしまいます。
ストレスをため込まず、発散できる方法を考えて行きましょう。
睡眠不足
睡眠不足は体にとってストレスとなります。
6~8時間の睡眠を目指してみましょう。
運動不足
運動不足だと、適度に体が疲れずに、良質な睡眠に入りにくくなります。
運動に時間を取れないくらい、忙しい毎日をおくっている方もきっと多いですよね。
運動がストレスにならない程度に通勤中の工夫や、あさの30分ランニングなど、出来る範囲の運動で体と心のリフレッシュを目指したいところです。
冷え
血行不良から卵巣が正常に働かなくなり、卵巣から分泌される二つの女性ホルモン「エストロゲン(卵巣ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が減少してしまいます。
体が温まる食材(香辛料、根菜類)を積極的に取り入れたり、キンキンに冷やした水やビールを飲み過ぎたりすることのないように注意したいですね。
どうしてもホルモンバランスの乱れの改善が難しいケースでは、低量ピルの使用など、産婦人科に相談してホルモン療法を行う手もあります。
大人ニキビの治し方2
ターンオーバーを正常にする
ターンオーバーとは、お肌の生まれ変わり周期のことです。
お肌が生まれ変わる過程でセラミドや天然保湿因子など、お肌の潤いの維持に欠かせない成分が作り出されています。
さらに不要な角質やメラニン(ニキビ跡の色素沈殿)も落ちていくので、ターンオーバーの改善は、ニキビ跡のない、美しい素肌作りには欠かせないポイントになるんです。
問題は、年齢とともに、ターンオーバーが遅くなるということ。
潤い成分の生産が間に合わずに
・乾燥肌
↓
・肌が厚くなってゴワツク
↓
・毛穴が詰まりやすくなり大人ニキビ
という過程を辿ります。
さらに、不要な角質や目欄も排出されにくい状態なので、なかなか大人ニキビが治らない事態に陥ってしまうんですね。
ターンオーバーの乱れに繋がる以下のポイントを確認・改善してみましょう。
ターンオーバの乱れを招く原因1
生活習慣の乱れ
・睡眠不足
・偏った食生活
・タバコ
・アルコールの過剰摂取
・ストレス
こうした生活習慣の乱れは、上記でご紹介したホルモンバランスの乱れにも繋がります。
全てを見直すことは忙しい現代人だからこそ、難しいかもしれません。
少しずつでもよいので、思い当たるポイントを意識して、体への負担をすこしでも減らして行きたいですね。
ターンオーバーの乱れを招く原因2
間違ったスキンケア
・ゴシゴシ洗いなど、洗い過ぎ
・過度なピーリング
・成分の強すぎるスキンケア商品の使用
・紫外線に当たりすぎている
大人ニキビ跡を治そうとピーリングや、角質を落とす効果のある拭き取り化粧水を長く使用するかたも多いようです。
強いピーリングは週に多くても1、2度と、適度に行ようにしましょう。
過度に行うと、必要な角質まで落としてしまい、「なくなった角質をカバーしなきゃ!」と肌のターンオーバーが早まります。
その結果、未熟な肌細胞でできた、とてもひ弱な素肌になってしまうんです。
お肌のバリア機能が落ちるので、アクネ菌などのニキビ菌の侵入をガードできなくなり、炎症ニキビなどの肌トラブルが増える結果になりかねません。
紫外線対策がしっかり出来ていないケースではどうでしょう。
紫外線がお肌に刺激を与えることで、「お肌を守らなきゃ」と皮膚が硬く厚くなり、皮脂や角質が毛穴につまりやすい状態になります。
規則正しい健康的な生活習慣、紫外線対策、正しいスキンケアの実践でターンオーバーを正常に保ち、大人ニキビが出来にくい素肌・ニキビができても治癒力の高い素肌をめざしましょう!
まとめ
大人ニキビの原因は、様々です。
なので、ニキビ薬を使用して一時的に治ったように思えても、原因を考えた肌ケアを行わないと、大人ニキビを繰り返すだけでなく、治りも悪くなります。
本記事でご紹介した大人ニキビの原因を、少しずつ地道に改善・減らしていくことが大人ニキビ撃退への近道になることでしょう。
地道な肌改革で、大人ニキビを治し予防していける、自慢の素肌を手に入れましょう!