背中ニキビに効く市販薬・処方薬とは?その効果を解説

背中全体にぽつぽつとニキビが広がって治らない、炎症を起こしては繰り返してしまう…。

そんな背中ニキビに悩む人も多いですよね。

背中ニキビは、正しく対処することで一定の効果を得ることができます。

背中ニキビの原因と効く薬について見ていきましょう。

背中ニキビの原因を知ろう

ニキビの原因菌といえば、アクネ菌が有名です。

しかし背中ニキビの場合、原因はそれだけとは限りません。

 

マラセチア菌が原因の場合も

背中ニキビの場合によくみられるのが、マラセチア菌という菌です。

マラセチア菌はアクネ菌と同じように、皮脂や湿度の多い場所を好んで繁殖します。

顔にできるニキビではなく、背中や胸など体にできるニキビが多い場合は、マラセチア菌が原因かもしれません。

マラセチア菌はもともと肌に存在する菌ですが、何らかの原因で繁殖するとニキビを悪化させてしまいます。

マラセチア菌に効果のある薬は市販薬にはないため、抗菌薬を医師に処方してもらう必要があります。

 

まずはニキビ対策を行ってから病院へ

背中ニキビのすべてがマラセチア菌が原因というわけではありません。原

因菌が何であれ、肌が過剰な皮脂分泌や毛穴詰まり、炎症を起こした状態というのは、すべてのニキビに共通しています。

そのため、まずは炎症を抑える市販薬や保湿剤を使ってニキビケアを行い、それでも効果がなかったら皮膚科に行くようにしましょう。

 

背中は乾燥しやすい部位

実は、背中は皮脂分泌量が顔の次に多い部位です。

しかし、スキンケアが行き届きにくく乾燥しがちなため、肌を守ろうとする働きでますます皮脂分泌が活発になり、ニキビができる原因に。

つまり、背中ニキビが悪化する背景には、保湿不足があるのです。

まずは毎日しっかりと保湿ケアをするだけで、炎症や赤みは引いてくることがほとんどです。

 

 

背中ニキビに効く市販薬とは

カリウム

オロナイン

昔ながらの軟膏で、殺菌・抗菌作用がありニキビ治療にも使われます。

いきなり抗生物質や抗菌剤を使うのはリスクを伴うため、まずは使いやすいものから試してみましょう。

背中のように広範囲に使う塗り薬としては、大容量で安く使えるのでおすすめです。

 

グリチルリチン酸ジカリウム

ニキビ治療薬として有名なクレアラシルに含まれている成分です。

背中ニキビをケアするローションなどにも含まれていることがあります。

抗炎症・抗アレルギー作用があり、ニキビの赤みを鎮めたいときにおすすめです。

 

サリチル酸

プロアクティブなどに含まれている成分で、皮膚科で受けられるピーリングに使われます。

角栓を柔らかくして除去しやすい状態にし、毛穴詰まりを防いでくれます。

古い角質を取り去ることで肌のターンオーバーを促す効果もありますが、使うことで肌のバリア機能が弱まるというデメリットも。

敏感肌やニキビがひどい場合は注意が必要です。

 

 

背中ニキビでもらえる処方薬の一覧

ニキビが炎症を起こして悪化した場合や、背中全体にポツポツと広がっていつまでも治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。

放置するとニキビ跡が残ってしまう可能性があります。背中ニキビの場合、処方されるのはほとんどが塗り薬です。

抗炎症剤

消炎・抗炎症作用があり、炎症を起こしたニキビに処方されます。

スタデルムクリームなどがあり、比較的症状が弱い場合に使われるでしょう。

 

ステロイド剤

抗炎症・免疫抑制作用があり、炎症がひどいニキビに処方されます。

よく使われるのはリンデロン、テラ・コートリルなどです。

作用が強く、人によっては刺激やかゆみが起きることもあります。

 

抗生物質

抗生物質は炎症を起こしている原因となっている菌を殺す効果があり、雑菌やアクネ菌が繁殖している場合に使われます。

ダラシンTやアクアチムクリームがよく処方されます。

抗生物質は長期連用ができないため、使い方は医師の指示に従いましょう。

 

抗真菌剤

背中ニキビの原因がマラセチア菌だった場合は、抗真菌剤が使われます。

ニゾラールクリームや、アクネ菌・マラセチア菌の両方に効くアクアチムクリームがよく処方されます。

抗真菌剤のデメリットは、一度遣うと菌が耐性を持ってしまい、長い期間使うとその菌には効果がなくなってしまうことです。

そのため、医師とよく相談してから使用するようにしましょう。

 

レチノイド製剤

ビタミンAの一種で、角質を柔らかくして毛穴詰まりをなくす効果があります。

毛穴詰まりをなくすことで、原因菌であるアクネ菌やマラセチア菌の繁殖を抑えることにつながります。

よく使われるものにディフェリンゲルがあります。

ニキビの発生そのものを抑えるため効果が高いものの、使い始めに副作用が出やすいのが難点です。

 

ビタミン剤

飲み薬として、ビタミンBやCなどの飲み薬が処方されることもあります。

ビタミンBやCは皮膚の再生を助けるほか、抗炎症作用もあります。

シナールやハイボン、ピドキサールといった名前で処方されます。

ただし、ニキビ治療目的の場合は保険適用外です。

 

過酸化ベンゾイル

日本では2015年に登場したばかりの新しい成分で、海外では古くからニキビ治療に使われてきた歴史があります。

アクネ菌の殺菌と毛穴詰まりの予防という2つの効果を持ち、ニキビを治しながら予防もできる薬です。

ペピオゲルやデュアックという名前で処方されます。

 

ホルモン剤

背中ニキビの原因は1つではなく、ホルモンバランスの乱れから起きている場合もあります。

生理前にニキビができやすい、繰り返しやすいという場合は、ホルモン剤での治療が有効な場合もあります。

主に使われるのは低用量ピルで、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりを抑えるのに効果的です。

また、ホルモンバランスが整うことで、ニキビだけでなく生理不順やPMS(月経前症候群)などの不快な症状も和らぎます。

飲み始めに頭痛や吐き気などの副作用を感じることもありますが、ほとんどは1ヶ月以内におさまります。

 

 

背中ニキビは段階を踏んで対処しよう

背中ニキビには、

・アクネ菌
・マラセチア菌

の2種類の原因が考えられます。

また、過剰な皮脂や毛穴詰まりから炎症を起こして悪化するという点では、どのニキビも同じ。

まずは炎症を抑えて保湿ケアを行い、それでも解決しない場合は抗菌剤や抗生物質の使用を考えてみましょう。

 

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