テアニンの効果・効能は?どんなものに含まれているの?

リラックス作用や睡眠障害の緩和に役立つことから、注目されているテアニン。

お茶に多く含まれる、アミノ酸の一種です。

テアニンを有効利用することで、日々の生活をより快適にするヒントになるかもしれません。

テアニンが持つ効果・効能や、テアニンの効果的な摂取方法についてまとめました。

テアニンとは


テアニンは、主にお茶に含まれるうま味成分のひとつです。

お茶であれば緑茶にかぎらず、紅茶やほうじ茶にも含まれています。

中でも玉露や抹茶など高級なお茶ほど含有量が多く、煎茶と比べると3倍以上にもなります。

1950年に発見され、その後化学構造が明らかになり、日本では1964年に食品添加物に指定されています。

テアニンは苦味・渋みのもと

新茶や玉露は、味が濃厚で渋みが強いというイメージがありませんか?

これは、テアニンの含有量が多いためです。

テアニンは茶の木の根っこで作られ、生育の過程で葉っぱへと移動します。

そして光合成によって分解され、お茶の渋み・苦味のもとであるカテキンへと変わります。

しかし、玉露は日光に当てないように栽培されるため、カテキンに変わらず茶葉にテアニンを豊富にたくわえたままになります。

また、若い新芽であるほど含有量が多いため、新茶や玉露はうま味が強くなるんですね。

テアニンが持つ効果・効能とは


私たちが日頃何気なく飲んでいるお茶から、知らず知らず摂取しているテアニン。

じつは優秀な効果・効能を持っている成分なんです。

PMSや更年期障害の症状を緩和

やたらと眠くなる・頭痛や腹痛がするといった身体的な症状から、イライラしやすくなる・妙に気分が落ち込むといった精神的な症状まで現れるPMSは、ホルモンバランスの変化によって起きる女性特有のもの。

成人女性の約9割が、生理前・生理中の不快な症状に悩まされているというデータもあります。

また、40代以上の更年期に現れるのぼせやほてり・動悸・イライラなどの更年期障害も、女性を大きく悩ませる症状のひとつです。

テアニンは、PMSや更年期障害の症状を緩和するというデータがあります。

22〜49歳の女性20人が2ヶ月間テアニンを摂取したところ、7割の人に改善がみられたという結果も。

集中力アップ

やらなければならない仕事や家事が目の前にあっても、眠気ややる気の低下ではかどらない…

ということは誰にでもありますよね。

テアニンは脳にまで運ばれ、神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの濃度に影響します。

そのため頭がすっきりし、集中力アップ効果がねらえます。

リラックス効果

脳がリラックスしているときは、α波という脳波が出ています。

テアニンを摂取すると約30分後からα波が増えはじめ、リラックス状態を作り出すことがわかっています。

α波が増えるサインは、手足がぽかぽかと温かくなること。

これは筋肉がゆるんで血管が拡張し、血行がよくなるためです。

テアニンの濃度が高いほど、α波も強くあらわれます。

ストレスや緊張を感じているとき、手足が冷たくなっているのを感じませんか?

人間が緊張状態のときは手足が冷たくなり、β波という脳波が出ているのです。

テアニンの効果は2時間ほど持続するため、スポーツの試合や会議などの前に飲めばリラックスしてのぞむことができますよ。

睡眠の質を上げる

現代の日本人の4人に1人は、十分に休めない・寝付きが悪い・昼間に眠気があるなど、満足な睡眠が得られていないというデータがあります。

60年前に比べると夜10時以降に起きている人が倍増しており、夜型の生活リズムの人が増えています。

こうした生活リズムの乱れが、睡眠の質を下げてしまっているのです。

満足な睡眠がとれないと、日中の集中力が下がる、頭がぼーっとする、ミスが増えるといったことにもつながります。

テアニンは脳の興奮を抑えて神経を鎮め、脳にα波を出してリラックスさせてくれます。

そのため、睡眠の質を高めることができるのです。

テアニンの効果的な摂取方法


それでは、テアニンの効果的な摂取方法について見ていきましょう。

サプリメント

テアニンはお茶に含まれていますが、お茶には神経を興奮させるカフェインも多いため、その効果が十分に発揮されるとは言えません。

そのため、サプリメントを利用するのがおすすめです。

科学的根拠が立証されている場合に表示が許可される「機能性表示食品制度」があり、テアニンが機能性関与成分として認められているサプリメントも多くあります。

ほとんどは眠りをサポートするサプリとして売られてはいますが、リラックス効果や集中力アップのためにも大いに役立つでしょう。

摂取量の目安

テアニンの1日の摂取量の目安は、睡眠障害に悩んでいるということでなければ50mgでも効果が認められています。

しかし、睡眠の質を上げたいという場合には、1日200mgを目安にしましょう。

お茶で摂取しようとすると、玉露の場合1日6杯以上も飲まなければならないことになり、かえってカフェインの多量摂取が心配です。

サプリメントなら、表示された量を守れば摂りすぎるということはまずありません。

摂取するタイミング

テアニンの効果は飲んでから30分〜2時間ほど持続します。

集中力を上げたい場合は昼に、寝付きをよくしてリラックス効果を高めたい場合は寝る前に飲むのがおすすめです。

ただし、睡眠薬のような即効性はないので、あくまで眠りをサポートする意識で服用しましょう。

テアニンを有効活用してみよう

・リラックス効果
・快適な睡眠のサポート
・集中力のアップ
・PMSや更年期障害の緩和

など、さまざまな効果を持っているテアニン。

これらの症状に悩む人にとっては、大きな手助けとなってくれるかもしれません。

摂取量を守りながら、テアニンを有効活用してみてはいかがでしょうか。

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