3 Oct 2017

「ビタミンAが豊富に含まれている食材といえば?」と言われて何を思い出しますか?
わたしたちの体で使われやすいのが
- ビタミン
- ミネラル
です。
ニキビと関係性のあるビタミンはいくつかあり、ビタミンAもそのうちの1つです。
ビタミンA、一体どのような栄養成分なのでしょうか?
今回はニキビとの関連も踏まえてご紹介します。
目次だよ
ニキビに効果あり!ビタミンAはこんな栄養素
数多くあるビタミン、その中でどのビタミンがどんな効果を持ち合わせているか知っているでしょうか?
ここでは豊富なビタミンの中からニキビと関係の深いビタミンAの魅力に迫ります。
ビタミンAを豊富に含む食材はこれ!
まずはビタミンAを多く含む食材からチェックしましょう。
ビタミンAが豊富に含まれている食材の中には身近なものから意外なものまでありますよ。
- レバー全般(中でも鶏と豚は断トツ)
- うなぎ
- アユ
- すじこ
- ホタルイカ
- 卵
- 牛乳
- プロセスチーズ
- バター
- モロヘイヤ
- にんじん
- ほうれん草
- 春菊
- パセリ
- かぼちゃ
- ニラ
- 小松菜
など。
ビタミンAには2種類あった!動物性と植物性の違いとは
一言でビタミンAといってもその種類は2つ、
- 豚レバーや魚介類などの動物性由来の食材に含まれているレチノール
- もう1つは緑黄色野菜の植物性由来の食材に含まれているβカロテン
です。
植物性由来のβカロテンは体内に入るとビタミンAに変換するプロビタミンAと呼ばれる成分。
体内でビタミンAが不足しているときにβカロテンを摂取すると自動的にビタミンAへと変換してくれます。
ビタミンAが充分足りているときにはこの自動変換を行いません。
それに対してレチノールは摂取すれば、そのままビタミンAとして体内に貯蔵される成分です。
効能はいろいろ!ビタミンAを摂取して効果を実感
夜の運転や歩きのときに目が見えにくいと感じたことはありませんか?
ビタミンAには暗い中での視力を維持する効果があります。
この他、
- 皮膚や粘膜を正常にキープしたり
- 動脈硬化やガンを予防したり
する作用があります。
ビタミンA、特にβカロテンは
- ビタミンC
- ビタミンE
と同じように体の老化を促進させる活性酸素を抑制する働きを持ち合わせています。
また、悪玉コレステロールを減らす効果も期待できます。
βカロテンを摂るときには
- ビタミンC
- ビタミンE
を含む食材とも一緒に摂るのがオススメ。
抗酸化作用パワーをより強いものにできるでしょう。
過剰摂取はNG!ビタミンAを摂取する際の注意点
ビタミンAの1日目安摂取量は上限3,000μgです。
この量は
- 鶏レバーであれば20g程度
- うなぎなら120g程度
です。
ビタミンAは体内に貯蔵しておくことができる成分なので過剰摂取には注意が必要です。
過剰摂取を避けるため、サプリメントでの摂取よりも食事から摂取したほうがいいでしょう。
動物性由来のレバーなどのレチノールはダイレクトに体に溜まっていくので、過剰に摂取した場合には
- 吐き気
- 頭痛
- 肝臓障害
などを引き起こしてしまうことがあります。
加減して摂るのがポイントです。
それに対し植物性由来のβカロテンを多く含む緑黄色野菜なら、必要に応じてビタミンAに変換してくれるのでたくさん摂ったとしても安心です。
ただし生のままだと吸収率がよくないので、ビタミンAの脂溶性を活かして
- ドレッシングで油を少し足してあげたり
- 油炒めにしたり
すると体内吸収率がグンとアップします。
ビタミンAはニキビに有効!関係性はいかに…
ニキビに有効とされるビタミンAですが、なぜそう言われるのでしょうか?
皮膚の潤いをキープ
「近頃、お肌が乾燥しているな~」と感じることは多くなっていませんか?
ビタミンAが不足してくるとお肌に潤い分が減り、乾燥することで
- 肌荒れ
- ニキビ
が増えてきます。
ビタミンAには
- 皮膚
- 粘膜
に潤いを与えて正常なコンディションに整える働きがあります。
お肌の乾燥を感じるのであれば、ビタミンAを含む食材を摂り入れた食事を摂ってみてはどうでしょうか?
お肌のターンオーバーを促進させる
お肌がみずみずしい状態にあると、ターンオーバーも促進されやすくなります。
ビタミンAはそれをサポートしてくれる成分。
もしターンオーバーが遅くなれば、肌表面には古くなった角質が付いたまま長引くことになります。
これが汚れとともに毛穴を詰まらせ、余分な皮脂の排出も思うようにできない状態に…。
その結果、
- ニキビ
- 肌荒れ
などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
普段の洗顔やスキンケア以外にも、体の中からのインナーケアの1つとしてビタミンAを豊富に含む食材の摂取もしていきたいところです。
まとめ:毎日の食事でニキビに有効な栄養成分ビタミンAも同時摂取♪
ビタミンAは
- レチノール
- βカロテン
の2種類あり、体内に貯蔵できる成分です。
明らかにビタミンAが不足していて体調不良なら毎日摂取するのがいいでしょう。
そうでなければ定期的にレバーを食べるなどしてビタミンAを補給し、貯蔵するというスタイルを取るのが効果的です。
普段の食事には体内に蓄積されやすいレチノールを多く含む食材はほどほどに。
その代わり、体内でビタミンAが不足してくると自動的にその分をβカロテンからチャージしてくれる、βカロテンを多く含む緑黄色野菜を利用してニキビ&お肌の乾燥対策をしていきましょう。